国会活動報告 参議院決算委員会 参考人質疑

2005年2月15日 会計検査院の機能強化(我が国の会計検査院について)
 

162-参-決算委員会-2号 2005年02月15日(未定稿)

○谷博之君 私は、民主党・新緑風会の谷博之でございます。参考人の皆様には大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  実は、私は御説明をお聞きしながら、過去のこの決算委員会やあるいは衆参両院の本会議で出されてきたいろんな国会の中からの疑問点や意見、こういうものをちょっと引用させていただいて、先ほどの話との関連でお聞きをしたいと思っておりますが。  まず、その前に、財務省にちょっとお伺いしたいんですが、私どもの民主党・新緑風会で長い間、十年間決算委員を務めてこられた今井澄先生が、平成十三年の十二月十一日にこのような委員会で質問をしております。ちょっと読んでみますと、私は、十年間決算委員会でずっとやってきて、参議院の決算重視と言いながら、いかに役所側がこの決算委員会を冷たくあしらっているかということを嫌というほど感じました。法案があるときにはとにかく委員会を開いてほしい開いてほしいと来るくせに、決算になれば逃げ回る。そして、大体これはもう財務大臣や財務省に任せて、ほかの省庁はとにかく逃げ回る。委員長や委員部が苦労して日程調整に当たるという姿を十年間見てまいりましたと。十年というよりは、正確には八年余り見てまいりました。私は、このことは非常に問題だと思うんですねと。  このように言っておりますが、財務省のこの意見に対するコメントですね、お考え、どういうことあるか、お答えください。  それから、二つ目は、これまた私も昨年の十一月に参議院の本会議で質問させていただいたことなんですが、西川参考人にお伺いいたしますけれども、ちょっと読みますと、会計検査院の報告に国民は毎年うんざりしていると。今後の不正防止と次年度予算にこの決算内容を生かすためには、例えば会計検査院が不正や問題をつかんだ時点で公表したり刑事告発をするべきです。対象省庁が認めない限り検査報告には記載しないという霞が関の暗黙のルールも全くおかしいと思いますと。  こういうことで、私は自分の考え方を申し上げましたが、これについて西川先生のお考えがあればお聞かせいただきたい。  それからもう一点は、それと同時に、やはり質問させていただいたんですが、会計検査院は、国会法上、本会議に出席が許されていない。このことについては、それぞれ代表質問なり質問に立った先生方が指摘をしておりまして、これはもう古くは、平成五年の五月二十日、衆議院で日本社会党・護憲民主連合の志賀一夫議員が質問をしたりいたしておりまして、これは、ちょっとその要約をしますと、委員会には実際出席できるのに、本会議だけは検査院抜きで審議しろという現行制度は、到底納得いくものではないということであります。  今お話ありましたように、会計検査院法第一条、内閣に対し会計検査院が独立していると、こういうことでありますが、それぞれ内閣の長である総理大臣に、この当時は宮澤大臣、私は小泉総理大臣に質問をしましたが、いずれも、これは国会の運営の問題だということで国会で十分に御議論いただきたいと、こういうことでありますが、この会計検査院第一条とこの国会法の関係についてどのようにお考えになっておられるか、お聞かせをいただきたいと思います。  以上三点です。

○委員長(鴻池祥肇君) まず、松元主計局次長。

○政府参考人(松元崇君) 決算についての財務省としての認識いかんという御質問かと思いますが、前の塩川財務大臣、プラン・ドゥー・シーということをおっしゃいましたが、予算というのを、作るだけということではいけない、実際の執行あるいは決算ということもしっかり見た上で予算編成をしなくてはいけないということをおっしゃっておられたということかと考えております。  財務省といたしましても、自ら執行調査を行ったりということをいたしておりますが、決算について大変重要であるということで認識いたしております。

○参考人(西川伸一明治大学政治経済学部助教授) ありがとうございます。  一つ目の御質問といいますか御提案については、私もそのとおりだろうと考えております。  例えば、会計検査院法三十一条に、会計検査院は懲戒の処分を要求することができる、あるいは、三十三条には、職務上の犯罪があると認めたときにはその事件を検察庁に通告しなければならない、そういう条項がありまして、ところが、三十一条についてはもう半世紀以上前に発動されただけでございまして、三十三条については発動されたという話は余り聞かないんですけれども、とにかくこういう規定が運用されていない、使われていないと。まずここから実績をつくって、これを根拠に実績をつくっていくのが適当ではないかと、そう考えます。  二つ目の御指摘ですけれども、本会議に出られない、そういうことですけれども、この点についてちょっと考えたことがなかったものですから、今後の課題とさせていただきたいというか、つまり会計検査院の在り方と国会、内閣、その制度設計をどうするかという問題でございまして、この点につきましては、申し訳ありませんけれども、課題ということで引き取らせていただきたいと存じます。  以上です。



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